ゼニカルのジェネリック薬品はどんなものがある？他のダイエット薬とは何が違う？

ゼニカルのジェネリック薬品ってどんなもの？

ゼニカルには「オルリファスト」など複数のジェネリック薬品が存在し、脂肪分の吸収を抑えてダイエット効果を促進する効果があります。

ゼニカルは、「痩せる薬」として話題の医薬品です。
元は重度肥満症の方へ向けた処方薬でしたが、現在はダイエットを目的とした、メディカルダイエット薬品としても話題を集めています。
ゼニカルは、今まで食事制限ダイエットや糖質制限ダイエットなど、色々なダイエットを試しても効果がなかった方にもおすすめのダイエット方法です。

ゼニカルは、通常の風邪薬と同じようにジェネリック薬品が存在します。
本記事では、「ジェネリック薬品とは何か」をはじめ、ゼニカルのダイエット効果、ゼニカルとジェネリック薬品との違いについても詳しく解説していきます。

記事後半では、ゼニカルを取り扱っているオススメのクリニックも紹介しますので、ぜひ最後までご一読ください。

ゼニカルとは？
ゼニカルに期待できる効果
- ダイエット効果
- 高血圧・糖尿病患者の治療
ゼニカルの副作用
ゼニカルとゼニカルジェネリック（オルリファスト）の違い
ゼニカルダイエットにかかる費用の相場はいくら？
ゼニカル以外にもダイエット効果のある薬はある？
ゼニカルの関連記事を探す
ゼニカルがおすすめのクリニック12選
ゼニカルのよくある質問
ゼニカルがおすすめのクリニックまとめ
このページの監修者

今すぐクリニック一覧をみる

ゼニカルとは？

ゼニカルとは、食事中に含まれる脂質や脂肪分の約30％分を、消化せず排泄物として体外に排泄してくれる「脂肪吸収阻害薬」です。
世界規模の大手製薬会社である「エフ・ホフマン・ラ・ロシュ社」によって開発され、世界100ヶ国以上で肥満治療の医薬品として認可されている薬品です。

ゼニカルの有効成分は肥満治療薬として認められているオルリスタットです。
元来オルリスタットは、生活習慣病を患っている肥満傾向にある患者へ向けた、肥満治療薬として開発された医薬品でした。
しかし、肥満状態の改善や予防効果が確認されたため、現在では普通体型の方へのダイエット薬としても処方が可能になりました。

ゼニカルは体内に蓄積されている脂肪ではなく、接収する食事に含まれる脂質や脂肪をカットするため、普段から脂っこい物が多い食生活をしている方には、特におすすめの医薬品です。

ゼニカルに期待できる効果

ダイエット効果

ゼニカルは、「食事制限をしたくない」という方ほどダイエット効果が期待できます。
日々摂取した食事に含まれる脂肪は、体内で分解された後、吸収されやすい形に変化します。
ゼニカルに含まれる「オルリスタット」という有効成分が、脂質を分解する「リパーゼ」という酵素の働きを阻害し、脂肪の分解を抑制します。

その後、オルリスタットの働きによって体内に吸収されなかった脂肪は便として排出されていくため、摂取カロリーを抑えることができ、結果としてダイエット効果をもたらします。
服用から約1～2日程度で脂肪分が便として排出され、約2～3週間ほどで体重に変化を感じたという方が多く見られます。

高血圧・糖尿病患者の治療

ゼニカルが開発された当初、「高血圧」や「糖尿病患者」の治療への使用目的もありました。
そのため、ダイエット効果と共に「血圧を下げる」「糖尿病の改善」などの効果も期待できます。

ゼニカルの副作用

１．油漏れが起こる危険性大

油漏れとは、ゼニカルの作用によって増えた腸内の油が、くしゃみや咳をした際に無意識に漏れてしまうことです。
油漏れだけならまだしも、お通じが良くなりすぎて「放屁した際に便まで出てしまった」「緩くなりすぎて知らぬ間に漏らしてしまっていた」などの失敗談もあげられています。

特に服用初期はこういった副作用が起こりやすいため、取り返しのつかない失敗をする前に、男女関係なく生理用ナプキンやおむつをすることをおすすめします。

２．おならが頻繁に出る

ゼニカルを服用すると、便意だけではなく、おならも頻繁に出るようになります。
また、上記で記載した通り、「おならかと思ったら油や便も一緒に出てしまった」なんてことが起こりえます。

そのため、デートや面接日などの大事な日には、ゼニカルの服用をお休みすることを推奨します。

３．トイレ掃除が大変

トイレ掃除が大変になる理由としては、下痢になることが増えることと便の油分が多くて流れてくれないことがあげられます。
自宅の場合は自分で掃除すればいいだけですが、友人宅や外食先のトイレでは迷惑をかけてしまうかもしれないので注意が必要です。

トイレ掃除の対策としては、ゼニカルの服用直後の排便の際は、事前に便器内にトイレットペーパーを折り重ねて配置しておくと良いでしょう。

４．ビタミン不足で肌がカサカサに

ゼニカルの効果によって排出された便の中の油には、体内にある「油に溶けるビタミン」も含まれています。
ゼニカルの服用を続ける事で、ビタミン不足を引き起こした結果、肌に潤いが無くなりカサカサと荒れた肌になってしまいます。

肌荒れ対策としては、ビタミンAを多く含むレバーや、ビタミンCを多く含むキウイなどの食材をしっかり取ることや、サプリメントで摂取することがあげられます。

ゼニカルとゼニカルジェネリック（オルリファスト）の違い

そもそもジェネリック薬品って何？

ジェネリック薬品とは、オリジナル薬品と同じ有効成分、同じ用量、同じ効果を持っている薬品で、「コピー」のようなイメージです。
ジェネリック薬品は、製造するための追加の研究や開発費用が少ないため、オリジナルの薬品よりも低価格で提供されることが一般的です。

ゼニカルのジェネリック医薬品にはいくつか種類があり「オルリガル」「スリムトリム」「オルリファスト」「ザモカル」などがあります。
それぞれ名称は異なりますが、どれも有効成分にオルリスタットが入っているため、期待できるダイエット効果はオリジナルのゼニカルと変わりません。

「ゼニカルは高くて続けられなさそう」という方は、ゼニカルジェネリックの処方についてクリニックや病院に相談することをおすすめします。

ゼニカルダイエットにかかる費用の相場はいくら？

ゼニカルの費用相場は、1箱（42錠入り）で約10,000～15,000円です。
ゼニカルは、健康保険適応外のため自由診療になります。

ジェネリック薬品の場合、費用相場は1箱（42錠入り）で約7,000～10,000円です。
比べてみると、約3,000円はお得になるイメージです。

ゼニカルのジェネリック薬品は、取り扱いの無いクリニックもあるため、あらかじめご自身が通う病院やクリニックに確認をとると良いでしょう。

ゼニカル以外にもダイエット効果のある薬はある？

「ゼニカル以外にも、下記のようにダイエット効果のある医薬品がいくつか存在します。
ダイエット効果と言っても、「脂肪吸収の抑制」「糖質吸収の抑制」「食欲の抑制」とそれぞれ期待できる効果が異なるため、比較の上服用を検討しましょう。

期待できる効果	商品名	主な有効成分
脂肪の吸収を抑える	ゼニカル	オルリスタット
食欲を抑える	サノレックス	マジンドール
食欲を抑える	サクセンダ	リラグルチド
糖質の吸収を抑える	グルコバイ	アカルボース

メディカルダイエットの取り入れ方は、ゼニカルのような経口タイプの薬や、注射タイプの薬など様々です。
ご自身の生活スタイルやご希望に合わせて、一番合う医療ダイエット方法を考えましょう。